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What is Hello Woods?

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Biodiversity

生物多様性生物多様性

生命(いのち)の塔

生命(いのち)の塔

生物多様性と生命(いのち)の塔

ハローウッズは、様々な森の手入れを行うことにより数多くの生きものが生息できる環境となっています。
「生物多様性」は、異なる個性をもつ生きものたちが直接的または間接的にお互いに支えあい、繋がりがあり、かつバランスが取れていないと維持できません。
生命(いのち)の塔」でもその生きものたちのつながりを観察することができます。

「生命(いのち)の塔」は、森を伐採したときに出る丸太で塔を組み上げ、中には落ち葉をたくさん入れます。
この丸太、実はたくさんの生きものたちが様々な形で利用します。
例えば、丸太がキノコ類によって分解され始めるとカミキリムシなどが産卵し、幼虫が中で木をモリモリ食べて育ちます。
そんな幼虫を狙うのがキツツキの仲間たち。穴をあけやすい朽ち木の中にいる幼虫はごちそうです。

一方、塔の中の落ち葉も菌によって他の生きものの餌となる腐葉土へと変化していきます。そのフカフカな腐葉土で育つ生きものと言えば…
そう、カブトムシの幼虫です。カブトムシの幼虫は、様々な生きものが狙います。表面に出てくるところをすかさず狙うカラスなどの鳥類、地面の中ではアリや、モグラ、掘り起こされてタヌキやイノシシ…
2種類の幼虫について少し考えるだけでも、多くの生きものが関わり命のつながりとして見えてきます。
たくさんの生きものが集まる場所となる「生命(いのち)の塔」も、菌類から哺乳類まで多くの生きものたちが関わることにより約4年で朽ちていき最終的には土に還ります。そして、再び新しい塔を組み上げる・・・というのを何度も何度も繰り返し、生きものたちの隠れ家となる環境を整えています。

森の中ではもっと数えきれないほどの色々なつながりが、足元から頭上まで至る所に存在しています。その生命のつながりが途切れることなく循環していくからこそ、森が成り立っているとも言えます。

生物多様性と生命(いのち)の塔

Living Things

ハローウッズに棲む約5,800種類の生きものハローウッズに棲む約5,800種類の生きもの

  • 春

    上層の木々の葉がまだ開かない早春、森の所々でカタクリが咲き始めます。そして、温かさが増してくると成虫のまま冬を越したキタテハが飛び始め、他の虫たちも待ってましたとばかりに動きだします。
    また、水辺がたくさんのオタマジャクシで賑やかになるのもこの季節の見どころです。その後、ヤマザクラをはじめとした里山のサクラも順番に咲き始めます。

  • 夏

    強い日差しを遮ってくれる木々の葉のおかげで、森の中は随分と体感温度も違います。
    樹液に集まる虫は、時間帯によって様々で、カブトムシは夜、クワガタの仲間は昼間でも見かけることができます。そして、樹液が大好きなのは甲虫だけではありません。オオムラサキなどのチョウ類もやってきます。
    また、オニヤンマなどの大きなトンボ類も森の中や水辺で会うことができます。

  • 秋

    涼しくなった棚田や水辺に、アキアカネが山から下りてきます。
    そして、ノコンギクの白、ヤクシソウの黄色、ムラサキシキブのうす紫…木々の葉の色づきだけでなく草花や木の実も森を彩ります。木の実と言えばドングリ。コナラやクヌギのドングリが落ち始めます。
    秋はアカネズミやホンドリスがドングリ集めに走り回る季節、彼らの食べた痕を見つけられるかもしれません。

  • 冬

    あっという間に、木々の葉が落ちて森の中から空が見えるようになると観察しやすいのが野鳥たちです。
    木を突く音をたよりにコゲラやアカゲラのキツツキの仲間を見つけたり、冬ならではの行動である「シジュウカラやエナガなどの小鳥たちの混群」も賑やかな鳴き声が聞こえてくるので探しやすいです。木の枝先にぶら下がる蛍光イエローの袋はウスタビガの繭、冬ならではの風景です。
    真新しい落ち葉のカサカサを楽しみながらゆっくりお散歩してみてください。

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