“もて耐”は、「世界最大の草レースを目指す」というテーマを掲げ、どんなライダーでも、どんなバイクでも参加できる耐久レースとして1998年にスタートした。
1998年から開催されたクラス分けは125cc以上であれば参加可能のオープンクラスを採用。小排気量車と大排気量車の間に大きなラップタイムの差が出ることを前提として、代わりにその差をうめるための給油制限を実施。こうすることで、「ラップタイムの遅い小排気量車=カメ」と「ラップタイムに勝る大排気量車=ウサギ」を同じ土俵の上で戦わせて、最後まで誰が優勝するか分からないという、新しいスタイルのレースとして全国のモータースポーツファンに提案したのだった。2008年には“もて耐”の大変革の年を迎えた。レースを大きく2つのクラスに分けたのだった。
1つ目のクラスは、排気量が115cc以上250cc以下の4ストローク・2気筒以下の車両で参戦可能なオープンクラス。
2つ目のクラスは、【もてぎロードレース選手権】でも馴染みのある、NEO STANDARDクラスである。このクラスに参戦可能な車両には、国内2輪トップメーカーが名を連ねており、YAMAHA YZF-R25、KAWASAKI Ninjia250RやHONDA VTR250, CBR250Rや、BMWなどの海外マシンも参戦しており、国内外のバラエティ豊かな車両による、熱いレースが展開されるクラスとなっている。
この2つのクラス設定により“もて耐”の魅力・楽しさはより色濃くなっていった。