【#62 TEAM MASSA-R】が圧倒タイムでポールポジション!
3時間決勝は雨中のトップ争いを制した【#75 RT Moto Rock 】が優勝!!
24回目となる“もて耐”。8月21日(土)は、朝8時から公式予選をスタート。午後には、3時間耐久を行った。公式予選は、ドライコンディションでのタイムアタックとなったが、3時間決勝は、雨に翻弄されるレースとなった。
公式予選は今年も第1ライダーと第2ライダーの合算タイムでグリッドを決定。8時から始まったAグループ第1ライダーのセッションでは、真っ先にコースインした【#62 TEAM MASSA-R】の三谷然選手が後続をみるみるうちに引き離しタイムを上げて行くと、最後のアタックで2分12秒287をマーク。2番手につけた【#67 ライディングスポーツファイヤA】の舟橋潤選手に3秒以上の大差をつける圧倒的なタイムをマーク。Aグループ第2ライダーのセッションでも【#62 TEAM MASSA-R】の藤井岳選手が2分13秒128でトップタイムにつけ文句なしのポールポジションとなった。
「三谷選手は、もともと持っている速さがあるので“もて耐”の予選でのタイムの出し方を教えましたが、想定以上の走りをしてくれましたね。タイムを出してくれたので、ボクはマージン取りつつ確実にポールポジションを獲ることができました。これもチームがうまくマシンをまとめてくれたおかげです」と藤井選手が語れば「藤井選手のアドバイス通りに走ったら、いいタイムが出たのでホッとしています。マシンの状態もいいですし、決勝でもいい走りをしてチームのために頑張りたいです」とチームベストをマークした三谷選手。
「予選までは、出来過ぎですね。チームとしては、初めてHonda CBR250RRを“もて耐”で走らせるので未知な部分が多く残っていますが、ライダーが頑張ってくれました。決勝は“もて耐”らしく4人で楽しく勝ちを狙いにいきたいですね」と茂木監督。
【#62 TEAM MASSA-R】は合算タイムで4分25秒415。2番手の【#88 ベスラwith制動女子 yss】が4分30秒492のため、実に5秒077もの差をつける圧倒的なタイムだった。3番手に4分33秒282の【#86 〈BEAR〉Mガレージ+i-factory】、4番手に4分33秒435の【#41 攻明なTSC & DFノリーズ】、5番手に4分33秒734の【#33 ファーストスター with D;REX】と僅差で続いたが【#33 ファーストスター with D;REX】は賞典外のため73番手グリッドからのスタートとなった。
土曜日の午後に開催した3時間決勝レースは、より参加しやすく、気軽に“もて耐”に楽しんでもらうために、3時間決勝のみのエントリーが可能となっており、今回は21台がエントリー。これに惜しくも7時間決勝の予選を通過できなかったチームが加わって争われた。
好スタートを見せたのはポールポジションスタートの【#75 RT Moto Rock 】。2番手グリッドの【#56 TEAM LANG with MRSK】、3番手グリッドの【#76 Team ガリンコII】と続いて2コーナーを立ち上がっていく。オープニングラップは、そのまま【#75 RT Moto Rock 】が制するが、2番手には、7時間決勝再進出を目指す【#23 PRT TOPS with YSS SNIPER】が22番手グリッドから一気に2番手に浮上し、トップを追う。序盤は、【#75 RT Moto Rock 】がリードし、やや間隔をおき【#23 PRT TOPS with YSS SNIPER】、【#56 TEAM LANG with MRSK】、【#29 RSディータとTEAM LANG 】が2番手を争う展開となっていた。しかし、ポツポツと雨が降り始めると各ポストからはレッドクロスのフラッグが振られていく。その後、雨は本降りとなり、見る見るうちに路面はウエットコンディションとなると、ピットインしレインタイヤに交換するチームも多かった。
そんな状況の中、ドライタイヤのまま走行を続けるチームも少なくなかった。ちょうど折り返しを迎えようというところでトップにつけていた【#56 TEAM LANG with MRSK】が、ようやく1回目の給油に入る。【#56 TEAM LANG with MRSK】は、その座をキープしたままコースに戻り、1時間半を経過した時点では【#56 TEAM LANG with MRSK】が32周でトップ。【#76 Team ガリンコII】、【#23 PRT TOPS with YSS SNIPER】、【#75 RT Moto Rock 】が同一周回で続いていた。
その後、雨は降ったり止んだりを繰り返しレースも終盤に突入。【#75 RT Moto Rock 】が2回目のピットに入ると、【#23 PRT TOPS with YSS SNIPER】がトップに浮上。この後は、【#23 PRT TOPS with YSS SNIPER】と【#75 RT Moto Rock 】の一騎打ちとなり、レインコンディションの中、抜きつ抜かれつの接近戦を繰り広げる。何度かトライしたという【#23 PRT TOPS with YSS SNIPER】だったが、7時間決勝への参戦権を確実に獲ることを選ぶと、アクセルを緩める。ミニバイクの耐久レースに出ていたメンバーで始めて“もて耐”にチャレンジしたという【#75 RT Moto Rock 】が63周を走り切り見事3時間決勝を制した。
「ボク以外は、今回初めてTRMC-Sライセンスを取り、初めて250のレースに出ました。雨で大変でしたが、みんなで楽しんで優勝できたのでよかったですね」と岩本貴宏選手。
2位に【#23 PRT TOPS with YSS SNIPER】が入り、7時間決勝への切符を手にした。3位には【#56 TEAM LANG with MRSK】が入っている。