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2008 “K-TAI” 4ストスポーツカートクラス 7時間 レポート

【#101 東都IWD】、【#100 SixStars RT】、【#88 オペラ・スーパーパフォーマンス】の3チームが133周を記録し、最多周回数賞を獲得

2008 “K-TAI” 4ストスポーツカートクラス 7時間 レポート エンデュランス・カーニバル2008 もてぎKART耐久フェスティバル “K-TAI” 4ストスポーツカートクラス 7時間耐久を8月3日(日)に開催した。ミッション付クラスに比べ、パワーもなくギアチェンジもない4ストスポーツカートクラスは、より気軽にエントリーできるだけに、女性ドライバーも数多く参加、全97チームがグリッドにマシンを並べた。

【#11 ロボットレーシング・シェイミ】は声優で有名な水樹奈々選手を始め、全員女性ドライバーのチーム、【#23 宮川 レーシング】は、日産GT-Rを開発した栃木工場のスタッフによるチーム、【#31 ビレル・スバル】には全日本ラリーチャンピオンの勝田範彦選手が参加、さらにSUPER GTドライバーの山西康司選手、山野哲也選手、山本泰吉選手、加藤正将選手、五十嵐勇大選手、宮城光選手などもエントリーリストに名を連ねた。

また、実況アナウンサーでおなじみピエール北川選手、ツインリンクもてぎエンジェルの入江姉妹も入っているレースクイーンやイベントコンパニオンによる女子カート部LELSの塚本奈々美選手、田口真里江選手、伊東りな選手もエントリーするなど、まさにカートのお祭りといった様相だった。

ポール・ポジションからスタートした【#121 沖山組withヒデチャンRC】が好スタートを見せ、トップで1コーナーに進入するが、【#8 ロボットレーシング・ギラティナ】がインから前に出て2コーナーをクリアしていく。3列目8番手グリッドからスタートした【#25 ロボットレーシング・ピカチュウ】が早くも3番手につけ、トップの2台を追う。オープニングラップをトップで戻ってきたのは【#8 ロボットレーシング・ギラティナ】だったが、【#88 オペラ・スーパーパフォーマンス】と【#25 ロボットレーシング・ピカチュウ】がホームストレートで横に並ぶと1コーナーで前に出ていく。これに【#21 俺らレーシング+TRM KL】、【#2 ハヤコバレンジャー♪IMP】が続く。

レース序盤は、【#21 俺らレーシング+TRM KL】、【#25 ロボットレーシング・ピカチュウ】、【#88 オペラ・スーパーパフォーマンス】、【#2 ハヤコバレンジャー♪IMP】の4台がポジションを入れ替えながらトップグループを形成していたが、スタートから30分も経たないうちにセーフティーカーが入り、フルコースコーションとなる。このフルコースコーション中にピットに入るチームもあり、ポジションが目まぐるしく入れ替わる展開になっていた。

スタートから1時間を経過した時点ではフルコースコーション解除から間もなかったこともあるが【#28 team regalo】がトップにつけ、36番手まで同一周回という混戦ぶりだった。しかし、2時間経過時点では【#104 Team Dove】がリードし、4チームのみが同一周回となり、3時間経過時点で【#100 SixStars RT】がトップに3チームが同一周回と徐々に絞られていく。

そしてファイナルイベント終盤になるとコンスタントにハイペースで周回を重ねる【#88 オペラ・スーパーパフォーマンス】が2番手以降を引き離し、独走体制を固めつつあった。残り1時間では、【#88 オペラ・スーパーパフォーマンス】は、6回目のピット作業を終え、同一周回にいたのは【#101 東都IWD】のみだった。しかし、ピット作業は5回だったため間もなくピットに入ると思われた。だが【#101 東都IWD】はなかなかピットに入らず、トップと同じペースで周回し、約1分30秒差で追っていた。しかし、さすがに燃費はもたずゴールまで20分を切ったところで、ようやく6回目のピットイン。

【#88 オペラ・スーパーパフォーマンス】は、Aドライバーの山本選手が攻めの走りを見せていたが、こちらも燃費が厳しく残り15分でピットへ。この間、【#100 SixStars RT】がジリジリと追い上げ、残り13分というところで【#88 オペラ・スーパーパフォーマンス】と同一周回に並んでくる。【#88 オペラ・スーパーパフォーマンス】は、残り10分でピットアウト、何とかトップのまま130周目に突入する。

この時点で【#100 SixStars RT】との差は、僅か19秒151となっていたが、【#100 SixStars RT】もチェッカーを受けるために燃費走行に入っており、逆に、その差は開くばかりだった。この瞬間、誰もが【#88 オペラ・スーパーパフォーマンス】が最初にチェッカーフラッグを受けると思っていた。7時間経過までのカウントダウンが始まり、後は、チェッカーフラッグを受けるだけだった【#88 オペラ・スーパーパフォーマンス】のマシンがS字コーナーに差しかかった瞬間、目の前でバックマーカーがスピン。このアクシデントに【#88 オペラ・スーパーパフォーマンス】も巻き込まれてしまいストップ。この間に【#100 SixStars RT】をかわし2番手に上がってきた、【#101 東都IWD】が、その横をすり抜け、真っ先にゴールする劇的な展開となった。

【#100 SixStars RT】が続いてチェッカーフラッグを受け、【#88 オペラ・スーパーパフォーマンス】は何とか再スタートしてゴールラインを超えたところでマシンを止めた。この結果、【#101 東都IWD】、【#100 SixStars RT】、【#88 オペラ・スーパーパフォーマンス】の3チームが133周を記録し、最多周回数賞を獲得。

【#101 東都IWD】は、何と4連覇を達成。「燃費が厳しかったのと、運があったので4連覇を達成できました。途中でキャブトラブルが出て、予定通りとはいかなかったけれど、スリップストリームを使い、ペースを落とさないように燃費走行をした結果ですね」とうれしさを爆発させた。一方、「目の前でスピンしたので避けられなかった。Aドライバーの山本さんが速かったので、この結果を得ることができましたが、やはり悔しいですね」と【#88 オペラ・スーパーパフォーマンス】。

7時間を走り抜き、最多周回を記録したチームを始め、全97チーム中、95チームがチェッカーを受け、カートを1日思いっきり楽しんだ8回目の“K-TAI”。2008年真夏のいい思い出になったはず。また、来年もツインリンクもてぎでお会いしましょう!

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