
20回目の大会を迎えたJoy耐。台風5号の接近で雨の予報もあったが、朝から青空が広がりドライコンディションでレースは進行。午後からは曇り空となったが表彰式まで天気はもち、2年振りのJoy耐を多くのチームが楽しみながらも熱い戦いが繰り広げられた。
予定通りにローリングスタートから9時15分14秒に始まった。まずは、ポールポジションの【#375 TVC 砂子塾 M2CSR】が予想通りレースをリード。これを【#82 プアマンズR☆ライア☆DC5】、【#84 SEV・ADVAN・2-11】が、それぞれ単独走行、【#80 もてぎのおじ様と娘達とルミルミ】、【#20 M-Racing S2000】、【#5 POTENZA WAKO'S MART MR2】が三つ巴で追っていく。
オープニングラップの5コーナーでは【#6 versus racing 浦和興産FIT】と【#19 塩岡SPスノコACREレビン】と接触しコースアウトするアクシデントが発生!
【#19 塩岡SPスノコACREレビン】は何とかコースに復帰できたが、【#6 versus racing 浦和興産FIT】は、そのままリタイア。優勝候補と目されていたチームが早くも戦列を離れてしまう。
あっという間に独走態勢を築いていた【#375 TVC 砂子塾 M2CSR】だったが、約30分で最初のピットイン。【#82 プアマンズR☆ライア☆DC5】もピットに入り、燃費のいいクラスが前に出てくる。
そしてスタートから1時間半が経過しようかというところで4コーナーとV字コーナーでコースアウトしたマシンがあったためセーフティーカーを導入。ちょうど給油のタイミングでもあったため、給油エリアは大混雑。セーフティカーランの隊列も長くなっていたため、ピットロード出口がなかなかオープンせず、ここでタイムロスしたチームも多くタイミングによって明暗を分けていた。
5周に渡るセーフティカーランが終わると【#14 K2レーシングスターレット】がトップを快走。その後、【#986 TOYOTA自動車部 AE86】、【#75 ACELINE'S137EG6】とピットインのタイミングでトップが入れかわっていく。
そして折り返しを過ぎ4時間が経過した時点では、【#5 POTENZA WAKO'S MART MR2】が89周でトップ。【#75 ACELINE'S137EG6】が2番手につけ、【#63K+UPSEEKERMVFIT】、【#95 日光WM FIT3】が同一周回につけていたが、4時間半の時点では【#888 セレクトホテルズグループFIT】がトップにつけ、【#7 versus racingFIT】、【#63K+UPSEEKERMVFIT】、【#95 日光WM FIT3】とFIT勢が上位を占めてくる。
このままFIT勢が総合トップを争うかと思われたが【#5 POTENZA WAKO'S MART MR2】も意地を見せ、112周目に【#888 セレクトホテルズグループFIT】がピットインするとトップに浮上!
11周に渡りトップをキープしてピットに向かう。
そして残り1時間となったところでは【#888 セレクトホテルズグループFIT】がトップ。2番手に【#63K+UPSEEKERMVFIT】、3番手に【#95 日光WM FIT3】とFIT勢がトップ3を占め、4番手にClass4トップとなる【#5 POTENZA WAKO'S MART MR2】、5番手にClass5トップとなる【#75 ACELINE'S137EG6】が続いていた。
そして残り50分というところで【#888 セレクトホテルズグループFIT】が4回目の給油に入ると【#63K+UPSEEKERMVFIT】が134周目にして初めてトップに立つ。これに【#95 日光WM FIT3】が約36秒差で2番手につけ、その約19秒差で【#5 POTENZA WAKO'S MART MR2】が続いていた。
【#5 POTENZA WAKO'S MART MR2】は【#95 日光WM FIT3】より1周で約5秒も速いタイムで周回。137周終了時点で6秒410差まで迫ると、138周では2秒959差、そして139周目に【#5 POTENZA WAKO'S MART MR2】が2番手に浮上。残り時間は33分、トップを走る【#63K+UPSEEKERMVFIT】との差は37秒588となっていた。【#63K+UPSEEKERMVFIT】は、2分29秒台に対し、追う【#5 POTENZA WAKO'S MART MR2】は2分23秒台。残り30分で、その差は約31秒まで迫ったが【#5 POTENZA WAKO'S MART MR2】には最後のドライバー交代のためのピットインをしなければならず4番手にポジションダウン。かわって2番手に上がったのは【#95 日光WM FIT3】、3番手に【#75 ACELINE'S137EG6】がつけていた。
残り20分となったところで3番手の【#75 ACELINE'S137EG6】、4番手の【#5 POTENZA WAKO'S MART MR2】とはチームベストを更新する走りを見せ最後の追い上げを見せ、残り7分を切ったところで【#75 ACELINE'S137EG6】が【#95 日光WM FIT3】をかわして2番手に浮上する。
トップを走る【#63K+UPSEEKERMVFIT】は安定した速さを見せ、そのままチェッカー。154周を真っ先に走り切った。
「全員が1.5チャレンジカップにウイナーなので、みんな速かったですし、燃費もうまく調整する走りができたのが勝因です。セーフティカーのときは、敢えて給油をせずにドライバー交代だけにしたこともタイムロスにならなかったと思います」とDドライバー謙監督の中村義彦選手。
総合2位には【#75 ACELINE'S137EG6】が入りClass5の優勝を飾った。総合3位に【#95 日光WM FIT3】、レース終盤に追い上げを見せた【#38 油そば春日亭レーシングチーム】が総合4位とFIT勢が続き、最後にガス欠でスローダウンしていた【#5 POTENZA WAKO'S MART MR2】が総合5位でゴールし、Class4の優勝を果たした。
総合8位にClass3優勝となる【#32 リプロ東日本&RSFステージ】がゴール。Class2は、レース終盤まで【#14 K2レーシングスターレット】と【#78 SPMコミネプロセスEP】が激しいトップ争いを繰り広げるが【#78 SPMコミネプロセスEP】がガス欠となりペースダウン。【#14 K2レーシングスターレット】が前に出て総合9位でゴールしクラス優勝を果たした。
Class6は総合21位の【#246 Yuki&おぼっちゃまズDC5】、Class8は総合22位の【#101 FWGコサリック・ワンNSX】、Class1は総合39位の【#29 TNS FIT4 e:HEV】、Class9は総合48位の【#82 プアマンズR☆ライア☆DC5】、Class10は総合49位の【#375 TVC 砂子塾 M2CSR】がクラス優勝を果たしている。
2年振りのJoy耐も参加者の皆さんのご協力のおかげで無事に終えることができました。また来年、Joy耐をエンジョイしましょう!