2025 Hertz FIMトライアル世界選手権 第3戦
大成ロテック日本グランプリ開催

2025 Hertz FIMトライアル世界選手権 第3戦
大成ロテック日本グランプリ開催

SECTION GUIDEセクションガイド

マップ
マップ

それぞれ違った特徴がある全12個のセクションを、今大会のセクションコーディネーターを務める成田亮さんに解説していただきました!

セクションガイド

セクション全体の特徴は?

<モビリティリゾートもてぎの自然に富んだ環境を活かしたセクションの数々>

トライアル世界選手権 日本グランプリのセクションは、世界最高峰の選手による素晴らしいテクニックを披露する舞台として作られています。
そのなかでも自然を活かしているところが1番の特徴です。
たとえば、晴れの時と雨の時ではセクションの表情がガラリと変わります。雨の時はまるで氷の上を走っているかのような難しいコンディションになってしまうのですが、それでも卓越したテクニックを持っている選手たちが走破していくのが見どころです。

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2025年の見どころは?

<ルール改定でさらにドラマチックなレースに!>

2025年のトライアル世界選手権では、1セクションあたりの制限時間が1分30秒から1分へと大きく短縮されました。
そのため、ライダーたちはよりスピーディにセクションをクリアしなければならないため、これまで以上にシビアなレースになると思います。また、制限時間内に走行しなければならないという焦りとの戦いにも注目です。
ライダーごとのテクニックや個性、アプローチの違いなど、例年よりも大きな変化が見られると思います。

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セクション12で実施する日本初開催「パワーセクション」にも注目!

セクションの特徴

1・2
基本的なテクニックが試される!
これらのセクションは、ベーシックなテクニックで走破できるセクションです。そのため、経験豊富なライダーのほうが有利かもしれません。基礎技術がしっかりと身に付いている選手たちほど、スキルを存分に発揮できますからね。
観客のみなさんは熟練した選手の玄人ぶりを間近で見ることができます。
基本的なテクニックが試される!
3
アクロバティックな技が見られる難関セクション
セクション1・2と同じエリアに位置しているセクション3は、2024年の日本グランプリで多くのライダーが苦戦した大会屈指の難関セクションです。
バラエティに富んだ立体的な設計となっていて、派手なアクションを観ることができます。最新の技術を駆使できるライダーにとっては、自分の力を最大限に発揮できる絶好の機会でもあります。
今年はセクションの入口と出口を反対にしたことで、難易度は少しだけ低くなったものの、難しいセクションであることは変わりません。
アクロバティックな技が見られる難関セクション
4
天候次第で難しさが大きく変化
セクション4の最大の特徴は、技術的かつ立体的な構造です。ここでの見どころは「後輪だけで走る」という最新のテクニックです。岩場などの立体的な障害物を、バイクの前部を大きく傾けながら後輪だけで乗り越えていきます。晴れた日には、トップライダーたちが勢いよく攻める様子を見られると思います。
一方で、雨になったら難易度が一気に上がるセクションでもあります。晴れか雨かで、ライダーの走りが全く違うところは、セクション4がエキサイティングと言える理由のひとつですね。
天候次第で難しさが大きく変化
5
トライアル発祥地イギリス由来の風景美
セクション5には、ハローウッズからの水が流れてくる沢があります。この沢の存在は、トライアルの発祥地イギリスの伝統的なスタイルを彷彿とさせますね。また、自然の美しい風景を活かした設計になっていて、トライアルバイクと自然が共存する風景は観客にとって非常に魅力的だと思います。
トライアル発祥地イギリス由来の風景美
トライアル発祥地イギリス由来の風景美
6
トライアルの醍醐味「泥んこセクション」
セクション6は、いわゆる「マディーセクション」と呼ばれていて、天候次第では泥だらけになるセクションです。雨が降ると水たまりもできやすいし、岩からも水が染み出てくるので、条件が悪いととても滑りやすくなります。
もしかしたら、観戦している方にも泥が飛んでくることがあるかもしれません。それもトライアルの醍醐味のひとつなので、そこも含めてぜひ楽しんでいただきたいですね。
トライアルの醍醐味「泥んこセクション」
トライアルの醍醐味「泥んこセクション」
7
崩れやすい岩盤コースに新要素追加
セクション7は、今年から登場する新しいセクションです。
材料には「稲田石」と呼ばれる茨城県産の御影石が使用されていて、法面(斜面)のなかにそれが入り込んでいるのがこのセクションの大きなポイントです。
またセクション7があるエリアは湿気気味で、水や泥などの自然に影響される要素が多く、思わぬミスが出やすいセクションです。
そういう意味でも、見ごたえのあるセクションになっていると思います。
崩れやすい岩盤コースに新要素追加
8・10
崩れやすい岩盤コースにハラハラドキドキ
セクション8と10は、伝統的な岩盤コースがベースになっています。このセクションの岩盤は崩れやすい地形になっているので、ライダーには相当な技術が求められます。一方で観客のみなさんにとっては、セクションを広く見渡せるので、ゴツゴツとした岩盤を選手たちが果敢に挑んでいく様子をご覧いただけます。
崩れやすい岩盤コースにハラハラドキドキ
9
共同作業でつくられた「サステナブル・セクション」
今年の「サステナブル・セクション」はセクション9になっていて、岩盤エリア内に新しく作りました。
このセクションでは、ハローウッズの森の健康維持のために伐採した間伐材を使用しているほか、コンクリート管の塗装や加工にはモビリティリゾートもてぎのスタッフにご協力いただくなど、多くの人たちの「共同作業」によって作られているのが大きな特徴です。
また、ハローウッズキャラクターの「木人(こびと)」がいたり、美しい花で装飾されていたりと、見た目にも楽しいセクションとなっています。また、セクションから近いところで観戦できるのも特徴です。
共同作業でつくられた「サステナブル・セクション」
11
トライアルの魅力が分かりやすくてキャッチー
セクション11は、トライアルをよく知らない人でも親しみやすいコンセプトで作られています。まるで流行りのポップソングみたいにキャッチーでインパクトのあるセクションです。
ライダーたちのアクロバティックで目を引くパフォーマンスを見れば、トライアルの魅力がストレートに伝わってくるはずです。
12
ハローウッズ敷地内の名物セクション
セクション12は、モビリティリゾートもてぎのハローウッズ敷地内にある人気のセクションです。毎年同じ場所が使われていて「名物セクション」と言えますね。
岩盤の露出した急な斜面を駆け登るセクションとなっていて、トライアルらしい派手なテクニックが見られます。観戦しやすいセクションでもあるので、はじめてトライアルを観戦するという方におすすめです。
バラエティに富んだセクションをめぐって、ライダーたちが披露する世界トップクラスの超人技を目撃しよう!

※内容は予告なく変更となる場合がございます。
※使用している写真・イラストはイメージです。