世界最高峰のロードレース、MotoGP™日本グランプリを開催しているモビリティリゾートもてぎロードコースを舞台に、年間4戦のシリーズ戦として行っている“もてロー”こと、もてぎロードレース選手権。
夏に開催している“もて耐”こと、もてぎオープン7時間耐久ロードレースに通じるNEO STANDARDクラスを始め、レースビギナーやレディースライダーの参加も多いCBR Dream Cup、全日本ロードレース選手権や世界を目指すライダーも参戦しているJSB1000クラスやJ-GP3クラス、ST600クラスといったクラスのレースを見ることができる。
街中で見るロードスポーツバイクがレースで順位を争う!
自身が乗っているバイクでライダーが参加しているかもしれない。あなたのバイクには本来すごいポテンシャルがあるのかも。
聞いたことがあるマシン名なら応援したくなってしまう。以前は、メーカーが制作するレース専用車が主体となっていたが、
一般市販バイクをレギュレーションに合わせ改造するプロダクションのクラスが中心となっている。
公認競技会でレース専用としてメーカーが販売している車両は、J-GP3クラスではHondaが販売するNSF250Rのみとなっており、今はプロダクション車両でのレースが多く、サービスショップが市販車をレース仕様に仕立てたレースベース車も多くなっている。
モビリティリゾートもてぎが開業したのは1997年8月。翌月には『もてぎロードレース選手権』が初開催。
4クラス60名の参加者でスタートした初開催から、好評を得て参加者が増え続け約20年経過した今では22のクラス(※レディースクラス除く)に280名が参加する。
頂点の排気量1000ccから最小の250ccまでのクラスがあり、250cc前後の排気量が最も多く70%近くを占める。車両仕様分け、ワンメイク、技量レベル分けなど多くのクラス分けがあり、均衡になるように工夫され白熱したバトルが楽しめるようになっている。
170kg程度の車体に排気量1000ccの200馬力を超えるモンスターバイクを乗りこなすのは、それ相当の技量と体力、気合が必要になる。コースで最長のダウンヒルストレートでMotoGP™では最高速度310km/hを越えるが、地方選JSBで肉薄の290km/hを越える。特に地方選最高峰のJSB1000インター(国際)クラスは、全日本選手権にも参戦するライダーが参加し大迫力。
若手の登竜門となっているJGP3クラスや初心者が多いCBR Dream Cup、ロードレースを始めたばかりの若手も多く参加している。
世界に羽ばたくライダーもこのクラスから始まる。荒削りなライディングやしたたかな走り。これから輝く原石の走りを見ることができる。