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“もて耐”トップページレポート&受賞者2011年 “もて耐マスターズ” 11月20日(日) レースレポート

2011年 “もて耐マスターズ”
11月20日(日) レースレポート

チーム全員で真剣に楽しんだ【#22 浜松エビスモータース&PANOLIN】が“もて耐マスターズ”グランドフィナーレを制す!

2011年 “もて耐マスターズ” 11月20日(日) レースレポート ついにグランドフィナーレを迎えた“もて耐マスターズ”。1998年に世界最大級の草レースをテーマに誕生、ツインリンクもてぎの創世記から開催してきたオープンレギュレーションの耐久レースも今回が最後となる。本来なら8月に開催を予定していたが東日本大震災の影響を受け、11月20日(日)となった。最後の“もて耐マスターズ”にエントリーしてくれたチームは42。その中には、元MotoGPライダーの宇川徹選手を始め、2009年全日本ST600クラスチャンピオンの手島雄介選手、全日本JSB1000クラスで活躍中の須貝義行選手、今野由寛選手、高田速人選手、ST600クラスの國川浩道選手とトップライダーも名を連ねていた。

グリッドは、くじ引きで決まり、【#34 おやじ組】が幸運のポールポジションを引き当てた。以下【#64 Kizuki Racing】、【#30 KTM Racing】、【#19 浜松エビスモータース&PANOLIN&DGZ】、【#67 ライディングスポーツファイヤー】というトップ5となった。

朝方まで霧に包まれていたツインリンクもてぎの国際レーシングコースだったが、フリー走行が始まるころには、霧も晴れ、雨も、ほとんど上がっていた。天気予報も回復方向だったため、路面も乾いていくかと思われていた。

“もて耐マスターズ”グランドフィナーレは、ル・マン式スタートで2グループに分かれて8時52分に始まった。路面は、フルウエットのため、各車レインタイヤをチョイス。1コーナーに真っ先に入っていったのは、【#19 浜松エビスモータース&PANOLIN&DGZ】だったが、【#67 ライディングスポーツファイヤー】がアウトからかぶせトップに立つ。以下、【#30 KTM Racing】、【#18 平野運送山下ピーナッツ&チームスガイ】、【#34 おやじ組】と続き、2コーナーを立ち上がっていく。オープニングラップは、【#18 平野運送山下ピーナッツ&チームスガイ】の須貝選手が制し、そのままトップを独走していく。以下、【#30 KTM Racing】、【#67 ライディングスポーツファイヤー】、【#34 おやじ組】、【#69 ビジネスラリアート】、【#22 浜松エビスモータース&PANOLIN】と続いていく。トップを走る須貝選手は、現役全日本ライダーの実力を見せつけレースをリード。その後方では、さらに速いペースで【#125 Forever もて耐 & BLUE EYES】の宇川選手が追い上げてくる。

レコードライン上が乾き始め、全体的にペースが上がってくると同時に転倒するライダーも出始める。スタートして30分が経過した頃、5コーナーで【#8 ケンツJトラスト スズキ】が転倒。マシンがコース上に残ってしまったため、セーフティカーが入る。このセーフティカーが優勝争いの明暗を左右する結果になるとは、この時点では、誰も知る由もなかった。このセーフティカーが入ったのを見て【#22 浜松エビスモータース&PANOLIN】がピットインし給油作業に入る。一方、【#67 ライディングスポーツファイヤー】は、セーフティカーのフラッグを見落としてしまい、追い抜きをしてしまう。このため、180秒のペナルティストップを受けることになり、大きくタイムロスをしてしまう。

セーフティカーが解除になり、それまでに築いたリードが帳消しになってしまっていた【#18 平野運送山下ピーナッツ&チームスガイ】だったが、再び須貝選手が2番手以下を引き離していく。須貝選手は、国際ライセンスだが、45歳以上のため、フルに走ることができる。レース序盤のうちに、2度走行をこなし、独走態勢を築いていた。しかし、レースもちょうど折り返しとなるころ、5コーナーで転倒。マシンの修復に約2時間かかってしまい、完全に優勝戦線からは脱落してしまう。

4時間が経過した時点で、【#30 KTM Racing】がトップを走っていたが悔しいマシントラブルで後退。【#22 浜松エビスモータース&PANOLIN】、【#67 ライディングスポーツファイヤー】、【#125 Forever もて耐 & BLUE EYES】の3チームがピットインのタイミングでトップの座を入れかえる展開が続くが、【#125 Forever もて耐 & BLUE EYES】は、シフトリンケージのトラブルでイレギュラーのピットインがありトップ争いに離されてしまう。

天気は、1時間が経過した辺りから再び雨が降り、一時は強くなっていたが、レース半ばを迎えた辺りから雲間から日が差し込み路面は乾いていく。

レースも終盤を迎えると残り30分というところで、トップを走っていたのは【#67 ライディングスポーツファイヤー】だったが、給油のためにピットイン。ここで【#22 浜松エビスモータース&PANOLIN】がトップに立つと、そのまま170周を走り切りチェッカー、“もて耐マスターズ”グランドフィナーレを優勝で飾った。
「セーフティカーが入ったときに、すぐにピットインしたのが、当たりましたね。他のチームがあまり入っていなかったのが意外でした。ライダー、メカニック、ヘルパーが、それぞれできることをこなしたことが勝利につながったと思います。ライダーだけでは、レースはできないですからね。メカニックやヘルパーが頑張ってくれたおかげです。すごく感謝しています」と加藤秀峰選手。また、佐野潤一選手も「昨年は、3位に入っていたのですが、ボクはケガをして出られなかったので、今回は、表彰台の一番上にみんなで上がることができて、すごくうれしいです」と喜びを爆発させた。

2位に約1分差で【#67 ライディングスポーツファイヤー】、3位に1周遅れで【#125 Forever もて耐 & BLUE EYES】が入り、表彰台に上がった。

14回続いてきた“もて耐”。参加した、誰もが楽しめる耐久レースとして続いてきたが、2011年が最後となった。この“もて耐”スピリッツは、“オープンもて耐”を始めとした、ツインリンクもてぎの参加型レースに受け継がれていく。これからも、ツインリンクもてぎの参加型イベントをよろしくお願いいたします。

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