2026 Hertz FIMトライアル世界選手権 第1戦 日本道路日本グランプリ開催

2026 Hertz FIMトライアル世界選手権 第1戦 日本道路日本グランプリ開催

SECTION GUIDEセクションガイド 2026

マップ
マップ

それぞれ違った特徴がある全12個のセクションを、今大会のセクションコーディネーターを務める成田亮さんに解説していただきました!

セクションガイド

セクション全体の特徴は?

<モビリティリゾートもてぎの自然に富んだ環境を活かしたセクションの数々>

トライアル世界選手権 日本グランプリのセクションは、世界最高峰の選手による素晴らしいテクニックを披露する舞台として作られています。
そのなかでも自然を活かしているところが1番の特徴です。
たとえば、晴れの時と雨の時ではセクションの表情がガラリと変わります。雨の時はまるで氷の上を走っているかのような難しいコンディションになってしまうのですが、それでも卓越したテクニックを持っている選手たちが走破していくのが見どころです。

セクションガイド

2026年の見どころは?

<新レースフォーマットとドライコンディションがもたらす予測不可能な展開、そして自然と共存するセクションづくり>

2026年の日本グランプリでは、レースフォーマットが大きく変わります。金曜日のSuper TestはSPECIAL SECTIONで実施し、フィナーレとなるFinalとSuper Finalは4~6つのセクションで行います。FinalとSuper Finalは基本的に同じセクション構成になりますが、なかでもぜひ注目してほしいのがSuper Finalのセクションです。最後のメインイベントに向けて、より見応えのあるラインに変更することで、観客のみなさんが最後まで楽しめるように工夫しています。さらにSuper Finalでは、選手と観客が一緒に次のセクションへ移動しながら観戦する「ゴルフのような観戦スタイル」も楽しめるのが、今大会ならではの大きな魅力です。

今年は天候にも注目しています。トライアルのセクションは、晴れと雨でまったく違った表情になりますが、今年はドライコンディションが想定されています。グリップしやすい状況になることで、世界最高峰の選手たちが、よりスピード感のある走りや、攻めたライン取りを見せてくれるのではないかと期待しています。

また今年は、セクションづくりそのものにも新しい意味が加わっています。長く使われていなかった森の中をセクションとして活用するにあたり、人の手を入れて枝や草を整理し、見通しを良くすることで、ハローウッズの森の環境改善にもつながる取り組みになっています。

競技としての面白さはもちろんですが、もてぎの自然と共存するトライアルの新たな魅力も、ぜひ感じていただきたいですね。

2026年レースフォーマット

(1)Super Test 5/15(金) 15:30~16:00

5/16(土)のレース1のスタート順を決めるレース。
TrialGP およびTrial Womenクラスの2クラスがSPECIAL SECTIONで実施されます。

(2)Super Pole/Final/Super Final
5/16(土)・17(日) 14:00~

TrialGPクラスはレース2に出走せずSuper Poleに進みます。

  • (1) Super Pole:
    Finalの出走順を決めるスピードセクションのレース。
  • (2) Final:
    Super Poleの順位の逆順でスタート。
    Sec. 2→ Sec. 9→ Sec. 1→ Sec. 10→Sec. 11のセクションで行われます。
  • (3) Super Final:
    Finalの順位の逆順でスタート。
    Sec. 11→ Sec. 10→ Sec. 1→ Sec. 2→ Sec. 9のセクションで行われ、順位が決定。

セクションの特徴

1
アクロバティックな技が見られる難関セクション
セクション10と同じエリア(N1駐車場)に位置しているセクション1は、過去の日本グランプリでも多くのライダーが苦戦した大会屈指の難関セクションです。
バラエティに富んだ立体的な設計となっていて、派手なアクションを観ることができます。最新の技術を駆使できるライダーにとっては、自分の力を最大限に発揮できる絶好の機会でもあります。
アクロバティックな技が見られる難関セクション
2・SP
崩れやすい岩盤コースにハラハラドキドキ
セクション2とSPECIAL SECTIONは、伝統的な岩盤コースがベースになっています。このセクションの岩盤は崩れやすい地形になっているので、ライダーには相当な技術が求められます。
一方で観客のみなさんにとっては、セクションを広く見渡せるので、ゴツゴツとした岩盤に選手たちが果敢に挑んでいく様子をご覧いただけます。
また、このエリアはSPECIAL SECTIONとして、金曜日に実施されるSuper Testでも使用されます。
崩れやすい岩盤コースにハラハラドキドキ
3
林の斜面で基礎技術が試されるセクション
セクション3は、ハローウッズの林の中に広がる斜面を活かしたセクションです。
このセクションの見どころは、斜面でスピードを落とさずにターンし、その流れのまま一気に高い位置まで登っていく走りにあります。単純にまっすぐ登るだけであればマシンのパワーも大きな要素になりますが、ここではカーブを処理しながら失速させない、繊細なマシンコントロールが求められます。
そのため、バイクの性能以上に、ライダー自身の技術がはっきりと表れるセクションと言えるでしょう。
今年はハローウッズの協力のもと、周辺の木を整備することで見通しも良くなっています。森の自然を活かしたロケーションの中で、世界最高峰のライダーたちが見せるベーシックな技術の高さを、間近で体感できるセクションになっています。
林の斜面で基礎技術が試されるセクション
4
わずかなライン取りが勝負を分ける滑りやすい沢筋セクション
セクション4は、水分を多く含んだ沢筋に岩を組み合わせた、非常に滑りやすいセクションです。
一見すると走れる場所が広く見えるかもしれませんが、実際にはうまく走れるラインはごくわずかです。タイヤのブロックが1cm、あるいは数ミリ外れるだけでも横滑りしてしまうような、繊細なライン取りが求められます。
晴れていても泥がタイヤにつくため、基本的には滑りやすいコンディションになります。さらに、前のライダーが走った後には路面の状態も変化していくため、選手たちはその場でコンディションを見極めながら走る必要があります。
派手なジャンプだけではなく、滑る路面の中でどれだけ正確にラインをトレースできるか。トライアルの基礎技術の奥深さを感じられるセクションです。
わずかなライン取りが勝負を分ける滑りやすい沢筋セクション
5
【成田さんイチオシ】ハローウッズの自然とトライアルが重なる注目セクション
ハローウッズの野生生物研究所のすぐ近くに位置し、森の雰囲気を感じながら、すぐそばでトライアルを観戦できるのが、このセクションならではの特徴です。派手な障害物で魅せるというよりも、山の中でトライアルを楽しんでいるような、モビリティリゾートもてぎならではの雰囲気を味わえるセクションになっています。
観客との距離も近く、ライダーの細かな動きやバイクの迫力を間近で感じられるのも見どころのひとつです。
この場所は、もともと荒れていたエリアでしたが、セクションづくりを通じて継続的に手入れが進められてきました。人工的につくられた沢筋や既存の木々を活かしながら、安全面にも配慮したライン設計が行われています。
トライアルのために森を使うだけでなく、人の手が入ることで森の環境が整っていく。ハローウッズとトライアルが共存する、今年らしいサステナブルなセクションです。
【成田さんイチオシ】ハローウッズの自然とトライアルが重なる注目セクション
6
天候次第で難しさが大きく変化
セクション6の最大の特徴は、技術的かつ立体的な構造です。ここでの見どころは「後輪だけで走る」という最新のテクニックです。
岩場などの立体的な障害物を、バイクの前部を大きく傾けながら後輪だけで乗り越えていきます。晴れた日には、トップライダーたちが勢いよく攻める様子を見られると思います。
一方で、雨になったら難易度が一気に上がるセクションでもあります。晴れか雨かで、ライダーの走りが全く違うところは、セクション6がエキサイティングと言える理由のひとつですね。
天候次第で難しさが大きく変化
7
トライアルの醍醐味「泥んこセクション」
セクション7は、いわゆる「マディーセクション」と呼ばれていて、天候次第では泥だらけになるセクションです。
雨が降ると水たまりもできやすいし、岩からも水が染み出てくるので、条件が悪いととても滑りやすくなります。
もしかしたら、観戦している方にも泥が飛んでくることがあるかもしれません。
それもトライアルの醍醐味のひとつなので、そこも含めてぜひ楽しんでいただきたいですね。
崩れやすい岩盤コースにハラハラドキドキ
8
崩れやすい岩盤コースに、稲田石を組み合わせた見応えセクション
セクション8は「稲田石」と呼ばれる茨城県産の御影石が使われています。斜面の中に稲田石が入り込んでおり、自然の地形と石の配置が組み合わさった、独特の難しさを持つセクションになっています。
また、このエリアは湿気を含みやすく、水や泥などの自然条件に影響されやすい場所です。そのため、路面の状態によってはグリップが変化し、ライダーにとっては思わぬミスが出やすいセクションでもあります。
姿勢が崩れやすい岩盤、稲田石、湿気を含んだ地形が組み合わさることで、今年もライダーの正確なライン取りと対応力が試される、見ごたえのあるセクションになっています。
崩れやすい岩盤コースに、稲田石を組み合わせた見応えセクション
9
真岡工業高校の生徒たちと共同で装飾した「サステナブル・セクション」
セクション9は、岩盤エリア内に作られた「サステナブル・セクション」です。
このセクションでは、ハローウッズの森の健康維持のために伐採した間伐材を使用しているのが大きな特徴です。
また今年は、真岡工業高校の生徒たちとも共同で装飾を行い、セクション全体がより楽しい雰囲気になるように仕上げられています。ハローウッズキャラクターの「木人(こびと)」や動物の装飾など、競技だけでなく見た目にも楽しめるセクションになっています。
お客さんから近い場所で観戦できるのも特徴で、ライダーの迫力ある走りと、地域の方々と一緒に作り上げた温かみのある雰囲気を感じられるセクションです。
真岡工業高校の生徒たちと共同で装飾した「サステナブル・セクション」
10
基本的なテクニックが試される!
これらのセクションは、ベーシックなテクニックで走破できるセクションです。
そのため、経験豊富なライダーのほうが有利かもしれません。
基礎技術がしっかりと身に付いている選手たちほど、スキルを存分に発揮できますからね。
観客のみなさんは熟練した選手の玄人ぶりを間近で見ることができます。
基本的なテクニックが試される!
11
トライアルの魅力が分かりやすくてキャッチー
セクション11は、トライアルをよく知らない人でも親しみやすいコンセプトで作られています。まるで流行りのポップソングみたいにキャッチーでインパクトのあるセクションです。
ライダーたちのアクロバティックで目を引くパフォーマンスを見れば、トライアルの魅力がストレートに伝わってくるはずです。
トライアルの魅力が分かりやすくてキャッチー
12
ハローウッズ敷地内の名物セクション
セクション12は、モビリティリゾートもてぎのハローウッズ敷地内にある人気のセクションです。毎年同じ場所が使われていて「名物セクション」と言えますね。
岩盤の露出した急な斜面を駆け登るセクションとなっていて、トライアルらしい派手なテクニックが見られます。観戦しやすいセクションでもあるので、はじめてトライアルを観戦するという方におすすめです。
ハローウッズ敷地内の名物セクション
バラエティに富んだセクションをめぐって、ライダーたちが披露する世界トップクラスの超人技を目撃しよう!

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※使用している写真・イラストはイメージです。