RACE GUIDE

レースのことを知りたい!

国内最高峰の “2輪” と “4輪”のレースを同時に楽しめる週末!

「スーパーフォーミュラ」は、日本で一番速いクルマ(フォーミュラカー)のレース。
条件が平等なクルマで争うので、ドライバーの技術とチームの作戦がなによりもポイントとなります。
もうひとつの「全日本ロードレース選手権」は、
日本のトップクラスのライダーたちがスリル満点の戦いを繰り広げるバイクのレースです。

どちらのレースも難しい知識がなくても十分楽しめるので、家族のお出かけやデートにもぴったり!
ここでは初心者の方でも安心して観戦を楽しめるコツをご紹介します!

「スーパーフォーミュラ」とは?

“フォーミュラマシン” がスゴイ!

スーパーフォーミュラに使用されるのは、「フォーミュラカー」と呼ばれるレースのためだけに開発されたサーキット専用のクルマです。速さを追求した特別なマシンだけあって、その姿はふつうのクルマとはまったく異なります!

フォーミュラカーの車体(シャシー)は、全チームがイタリアの「ダラーラ」、タイヤは日本の「横浜ゴム」というメーカーのものを使用しますが、エンジンは「トヨタ」と「Honda」から選ぶことができます。エンジンメーカーの争いにも注目です。

チームワークが勝敗をわける!

スーパーフォーミュラのレースは予選と決勝に分かれており、予選でのタイムによって決勝のスタート順が決まります。決勝後には順位に応じてポイントが得られ、シーズンを通してもっとも多くのポイントを獲得したドライバーとチームが年間チャンピオンとなります。

レースに勝利するためには、ドライバーの技術はもちろん、チームワークもとても重要です。

たとえば、オーバーテイク(追い抜き)やピットインのタイミングといったレースの戦略を考えるエンジニア、ドライバーが安心して走れるようにマシンを整備するメカニック、そしてチームをまとめあげる監督、さらにはさまざまなサポートスタッフなど、たくさんのメンバーが協力しあいながら勝利を目指しています。

圧巻のスピードとトップレベルのドライバーに注目!

見どころは、何と言ってもそのスピード感!ふつうのクルマでは考えられないようなスピードでコースを駆け抜けるマシンの姿は、まさに圧巻のひとこと。

そして、国内最速のモータースポーツであるスーパーフォーミュラは、トップレベルのドライバーが目白押しなのも注目ポイント。最近では外国人ドライバーの参戦も増えており、ますます競争が激化しています。

そのなかで “推し”のドライバーを見つければ、レース観戦が100倍楽しくなること間違いなし!

注目のドライバーは?
  • 坪井 翔
    VANTERIN TEAM TOM’S

    2024年はシーズン3勝を記録し、念願の年間チャンピオンを獲得するなど、いま最も勢いのあるドライバーのひとり!妻の斎藤愛未さんもレーシングドライバーで、2024年12月には世界初の「同シーズン夫婦王者」を達成。

  • 牧野 任祐
    DOCOMO TEAM DANDELION RACING

    2024年シーズンは第2戦九州大会で悲願のスーパーフォーミュラ初優勝を飾ると、第5戦もてぎ2&4レースでも優勝を果たし、年間ランキングでは自己最高となる3位にランクイン。チャンピオン争いの筆頭候補として2025年今シーズンに挑む。

  • 野尻 智紀
    TEAM MUGEN

    茨城県筑西市出身。2021年、2022年に連覇を達成したチャンピオン経験者。スーパーフォーミュラ参戦12年目を迎えベテランとなった現在でも第一線で活躍中。地元からの声援も受けて優勝を狙う。

  • 太田 格之進
    DOCOMO TEAM DANDELION RACING

    スーパーフォーミュラ参戦3年目の若手エース!ルーキーイヤーの第22回JAF鈴鹿グランプリで初優勝を飾ると、翌年のもてぎ2&4レースではチームメートの牧野任祐と激しい優勝争いを展開。4月開催となったもてぎ大会でリベンジを誓う。

「全日本ロードレース選手権」とは?

国内最高峰の超絶テクニックがスゴい!

全日本ロードレース選手権は、排気量や性能によってクラスが分けられており、もてぎ2&4レースでは最高峰クラス「JSB1000」が開催されます。

「JSB1000」では、使用されるのは市販されている1000ccクラスのスーパースポーツをベースにしたマシンです。

もっともパワーのあるクラスだけに、息を呑むスピード、そして迫力のあるバトルが見どころ!
また、国内外で活躍するトップライダーたちが集結するクラスでもあります。

そのほか、全日本ロードレース選手権には「ST1000」「ST600」「J-GP3」というクラスがありますが、もてぎ2&4レースでは「JSB1000」のレースのみ行われます。

全日本ロードレース選手権では、ホンダ、ヤマハ、カワサキ、スズキといった日本を代表するバイクメーカーに加え、ドゥカティやBMW、アプリリアといった海外のバイクメーカーを使用するチームも参加。2024年のもてぎ2&4ではドゥカティが海外勢として初めて優勝したこともあって競争はさらに激化しています。
さらに、今回のもてぎ2&4レースには、ホンダ、スズキのファクトリーチームがトップライダーを擁してスポット参戦!総勢31名のライダーで争われます。

チームワークなくして栄光はなし!

全日本ロードレース選手権は、クラスごとに決められた周回数を、一番早く走り切ったライダーが優勝となり、順位に応じてポイントが与えられます。年間を通してもっとも多くのポイントを獲得したライダーが年間チャンピオンとして表彰されます。

勝敗をわけるのは、異次元のスピードからの急ブレーキ、そしてヒジを擦るほどにバイクを傾けてのコーナリングなど、限界ギリギリまでマシンの性能を発揮するライダーのテクニックはもちろん、それを実現するためのマシンセッティングやタイヤの管理といったチームワーク、そしてチームの戦略が非常に重要となります。

“神業コーナリング” に注目!

コーナーでのスリリングな追い抜きや、直線での圧倒的な加速、そしてなによりも時速300kmに迫るマシンをあやつるライダーたちの超絶テクニックに注目です!

なかでも、ヒザやヒジをするほどのコーナリングはまさに神業!現地で観戦すれば、圧巻のエンジンサウンドも肌で体感できて、初心者の方でもその魅力にきっとハマるはず!

注目のライダーは?
  • 中須賀 克行
    YAHAMA FACTORY RACING TEAM

    40歳を超えた今でもトップレベルの実力を誇るレジェンドライダー。昨年は惜しくもチームメートの岡本裕生に王者を譲ったものの、10回以上のチャンピオンを獲得した熟練の走りで、今シーズンもタイトル争いの中心にいること間違いなし!

  • 水野 涼
    DUCATI Team KAGAYAMA

    「DUCATI Team KAGAYAMA」から参戦した2024年は、 第5戦もてぎ2&4レースで外国車として初優勝するなど歴史的かつ印象に残る速さを見せた。2025年もそのままの勢いで悲願の年間王者獲得へ突き進む!

  • 野左根 航汰
    Astemo Pro Honda SI Racing

    2020年にJSB1000チャンピオンを獲得し、SBKやMoto2™での海外経験を経て、昨年から国内最高峰の舞台へ復帰。昨年は、好スタートでホールショットを獲得するなど、ライバルたちに一矢を報いる走りでファンを沸かせた。

  • 名越 哲平
    SDG Team HARC-PRO. Honda

    2024年の鈴鹿8耐ではTeam HRCの一員として初優勝を獲得するなどその実力は折り紙付き。昨年 第5戦もてぎ2&4レースでは7位完走と悔しさが残る結果となったものの、さらなる進化を遂げた走りで表彰台の頂点を目指す!

チケットの選び方

チケットはどれを買えばいい?

もてぎ2&4 を初めて観戦する方や、レース観戦が初めての方に
おすすめのチケットをご紹介します!

基本の「自由席観戦券」

はじめての観戦なら、まずは「自由席観戦券」がおすすめです。
このチケットを持っていれば、自由観戦エリア内なら好きな場所を選んで観戦できます。
前売り券のほうがお得なので、事前購入ががおすすめです!

自由観戦エリア(2日間有効)
前売観戦券:販売期間 4/18(金)23:59まで
大人
(24歳以上)
U23
(高校生~23歳)
中学生 3歳~小学生
5,800円 3,700円 1,900円 900円
当日観戦券:販売期間 4/19(土)0:00~20(日)
大人
(24歳以上)
U23
(高校生~23歳)
中学生 3歳~小学生
7,600円 4,700円 1,900円 900円

【自由観戦エリア】
A席、B席、G席、Z席、V字コーナー席

A席/B席

グランドスタンドにある見晴らしの良い観戦席。
ホームストレートを走るマシンの圧倒的なスピードを体感できます。
個別シートでゆったりと観戦でき、ショップ・トイレ・パークエリアやバス乗り場などへのアクセスが良くファミリーにもおすすめ。

G席/Z席

もてぎのレーシングコース内で最高速が出るダウンヒルストレートの終わりに位置する90°コーナーの、内側と外側に設けられています。
時速300kmを超えるスピードと、後輪をスライドさせながら曲がっていくマシンの迫力を間近で体感することができる人気の観戦席です。

快適に観戦できる『指定席』もチェック!

「自由席はちょっと不安...」「確実に座れる席で観戦したい!」という方には、指定席もおすすめです。

S席セット券

場所はA席と同じグランドスタンドなので見晴らしが良く、座席に背もたれとドリンクホルダーが付いていて隣席との距離が広め。
更にパドック(関係者エリア)に入場できる券やピットウォーク(レース直前のマシンを見学できるイベント)参加券もセットになっています!

ビクトリーコーナーテラス

グループ・ファミリー向けの観戦席ビクトリーコーナーテラス。
専用モニターが付いた屋根付きの『プレミアム』や、テーブルセットとパラソル付きの『パーティーテーブルシート』、テントなどを自由に持ち込める『フリーエリア』など観戦スタイルに合わせてお選びいただけます。

プレミアム
ボックスシート、ドームテントシート、
パーティーテーブルシート、フリーエリア

SORA サイト

観戦スタイルに合わせて自由に使えるエリア。
アウトドアセットを持ち込んでBBQを楽しんだりレジャーシートで寝転んだり使い方は自由です。
ワンちゃん同伴エリアもございます!

おすすめの持ち物&服装

どんな服装&持ち物がいい?

自分の好きなスタイルで観戦するのが一番ですが、
服装や持ち物に迷ったらこれを参考にしてみてくださいね!

服装

  • ① 帽子

    春でも日差しが強い日があるので、帽子はマストアイテムです。
    ツバの広い帽子が特におすすめです!

  • ② バッグ

    両手が自由に使えるリュックがオススメ!
    また、スマホやお財布が取り出しやすいショルダーバッグやウエストポーチもあるとさらに便利です。

  • ③ ボトムス

    パンツスタイルなど、歩きやすさ重視のコーディネートにしましょう。日焼け対策のためにも、露出の少ないものがベター。

  • ④ 靴

    かなりの距離を歩く可能性があるので、履き慣れたものを選ぶことがポイント。雨の心配がある場合は、防水性のあるものだと安心です。

持ち物

  • ① モバイルバッテリー

    長時間観戦していると、スマートフォンの充電が心配になることも。予備のバッテリーを持っていくと安心です。

  • ② 長袖の上着

    春は朝晩が冷え込むことがあるので、気温に合わせて羽織れる長袖を1枚持っておくと便利です。

  • ③ 双眼鏡・オペラグラス

    マシンやピット作業などをよりしっかり見たいなら、双眼鏡やオペラグラスは忘れずに!

  • ④ カッパ・ポンチョ

    雨が降ることに備えて、雨具は忘れずに。傘だと周囲の方の迷惑になりやすいので、カッパやポンチョのほうがおすすめです。天気予報が晴れでも、念のために持っておきましょう。

  • ⑤ ビニール袋

    汗や雨で濡れてしまったタオルや衣服をしまう時に役立ちます。大きめで丈夫なビニール袋を何枚か用意しておくと、他にもいろいろ使えて便利です。

  • ⑥ シートクッション

    長時間座っての観戦がメインならシートクッションがあると快適です。

  • ⑦ タオル

    汗を拭いたり、雨の日には雨水を拭うのに必須のアイテム。大きめタオルなら、日差しをさえぎる日よけとしても、防寒グッズとしても役立ちます。

  • ⑧ 日焼け止め

    春でも日差しが強いことがあるので、外出前やレース中に日焼け止めをしっかり塗りましょう。

  • ⑨ 現金

    モビリティリゾートもてぎにはキャッシュレス対応の店舗もありますが、多くの人が集まるイベントでは通信が不安定になる可能性もあるので、念のために多少の現金は持っておきましょう。

  • ⑩ イヤホン付きラジオ

    モビリティリゾートもてぎ場内実況FM(80.9MHz)では、場内の実況放送を聞くことができるため、イヤホン付きラジオがあればどこでもクリアにレースの様子を知ることができます。

  • ⑪ スマートフォン

    入場ゲートでチケットの提示が必要になるため、スマートフォンはすぐに取り出せる場所に!万が一の場合に備えて、紙に印刷したチケットも持っておくと安心です。

レース当日の過ごし方!

おすすめの過ごし方は?

もてぎ2&4 レースをどう過ごすか迷っているあなたへ。
レースの熱気を存分に感じながら、充実した週末を過ごすためのおすすめプランをご紹介します!

4月20日(日)「スーパーフォーミュラ&全日本ロードレース決勝」

9:00 までゲートに到着
決勝日の朝は混雑することが予想されるため、余裕をもって到着するのがベターです。

PRブースが集まるグランドスタンドプラザの『NEXT50ヴィレッジ』で、事前予約イベントの受付時間や特別イベント開催時間などのチェックもお忘れなく!
9:10「スーパーフォーミュラ公式予選」をチェック
ゲートをくぐったら、観戦席に向かいつつスーパーフォーミュラの公式予選をチェック!まずはサーキットの空気を味わいましょう!
10:00「パーク」や「ホンダコレクションホール」で楽しむ
前売観戦券を購入しているとパークパスポートがお得にゲットできるので、決勝レースがはじまるまでの時間には数々のアトラクションを楽しむのがベスト!

モビリティリゾートもてぎのパークには、巨大迷路やアスレチックなど大人も子どもも楽しめるアトラクションがたくさんあります!
ホンダコレクションホールで往年の名車を鑑賞するのもおすすめ!
11:30「ピットウォーク」でレース前の熱気を感じる
11:30~12:10に開催される予定の「ピットウォーク」は、これからレースがおこなわれるピットレーンに入場でき、マシンを間近で見ることができます!さらに、タイミングがよければ選手に会えるかもしれないので、“推し”の選手がいるなら絶対に参加すべきイベントです!
12:15 スペシャルメニューでおなかを満たそう!
「ピットウォーク」が終われば、決勝レースのスタートはもうすぐですが、おなかが減っては観戦はできぬ、ということで、このタイミングでランチを楽しみましょう。

場内にはたくさんの飲食店がありますが、おすすめは「カフェテリア オーク」でのテイクアウト。ビーフ100%のパティが魅力の王道ハンバーガーや、地元の野菜を使ったサラダプレートなどよりどりみどりです!
12:55「全日本ロードレース選手権 JSB1000クラス 決勝」スタート!
いよいよ、全日本ロードレース選手権 JSB1000クラスの決勝がスタートします!スタート直前の張り詰めた空気も現地観戦ならでは。ぜひ体感してみて!
14:55「スーパーフォーミュラ 第4戦 決勝」スタート!
全日本ロードレース選手権の決勝が終わると、今度はスーパーフォーミュラの決勝がはじまります!わずか数時間のあいだに、バイクとフォーミュラマシンの最高峰のバトルが見られるのは、もてぎ2&4レースならでは!おもいおもいの観戦スタイルで存分に楽しみましょう!
17:00頃「パルクフェルメウォーク」で余韻にひたる
決勝後の楽しみが、激戦を終えたばかりのマシンがストレート上に展示される「パルクフェルメウォーク」です。さきほどまでレーシングマシンが駆け抜けていた場所を直接歩いたり、展示されたマシンを近くで見ながらレースの余韻を感じましょう。